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アルコール依存症の治療プログラムを実況中継します。

入院のメリット・デメリット①(入院4日目)

[本日のプログラム]

・検温・血圧測定

・安定剤(1錠)

睡眠導入剤(1錠)

 

週末に入ったこともあって、今日は治療らしきものは特になし。

アルコール専門病棟に転棟するまでは、結構時間を持て余すとは聞いていたが、かなり退屈になってきた。

さていったん、ここで入院治療初期のメリット・デメリットをまとてみると、 

 

[メリット]

今のところ飲酒欲求は、全くない。

強制的に飲めない環境にあるので、飲みたくならないのだ。

また夕方のソワソワ感は昨日よりも軽いが、念のために安定剤をもらって、このブログを書いている。

ソワソワ感が飲酒欲求に置き換わる脳の回路を切り、かつ適切な薬をタイムリーに処方してもらえるのは、最もキツい断酒初期を乗り越えるうえで、間違いなくゲタを履かせてもらっている。

※ 自分がブログをはじめるきっかけをもらった、のみすけさんが、断酒4日目から飲酒欲求を紛らわすためにブログを始めたときとは大違いである。

断酒始めました(今日で4日目) - 酒をやめてhappyになろう!

 

[デメリット]

逆にいうと、飲酒欲求をコントロールする訓練をしているわけではないということ。いろいろな誘惑に対処する訓練が、圧倒的に不足するリスクがある。

飲酒欲求を全く感じなかった患者さんが、退院後ほどなく飲酒することはままあるようだ。


とりあえず、断酒治療初期の入院メリット・デメリットはこういうことだろう。

治療が進むにつれて、あるいは経済的、社会的なメリット・デメリットについても、考えがまとまっていくだろうから、その時その時で追々アップしていきたい。

 

体調の方はというと、起き抜けのアタマが痺れる感じは軽くなったものの、昼食後の眠けが非常にキツく、しばらく仮眠していたようだ。

病院食はどうやら、おかずの分量がお年寄り向けになっており、全体のカロリー量をゴハンで調整しているような印象。なので、糖質依存体質の矯正は、外出許可時や退院後の食事・生活で補った方がよさそうな感じもする(ただし、あまり過激に糖質制限をすると、飲酒欲求につながりそうなので注意したい)。

 

午前・午後と2度、病院周囲を散歩して、述べ60分の有酸素運動をこなす。

散歩は奨励されている一方、なかなか面白いルールになっているので、また別で紹介します。